SEISA DOHTO UNIVERSITY

美術学部 建築学科

2023.02.23 第二回学内コンペ“豊かに暮らすための最小限住宅” 表彰式!
美術学部 建築学科

先日 2月7日 第二回学内コンペ “豊かに暮らすための最小限住居” の表彰式を行いました!  

空間デザインの面白さや人に伝える表現力を理解してほしいとの願いから、今年度から実施している学内コンペ。今回は二回目となります。 今回からアクションプログラムⅡを受講する1年生に加え、2年生?3年生も自由に参加できる方式としました。 テーマは“豊かに暮らすための最小限住宅”です。  

近年はスマホの普及やコロナによる生活様式や働き方の変化、持続可能社会の実現など 今までの価値観を転換せざるを得ない出来事(パラダイムシフト)が次々と起きている中で、豊かさに対する価値観を問い直し、限られた空間で新たな豊かさを感じる住空間デザインの実現をテーマとしました。

この難しいテーマに1年生25人、3年生7人が挑み、計32作品が提出されました。 力作揃いの中、建築学科教員による事前投票と審査会による議論を経て厳正な審査を実施し、受賞者を決定いたしました。

最優秀賞を獲得したのは3年生 相田 留奈さんです。  階段の1段1段を丁寧にデザインし、限られた広さの中で多様な空間を実現した設計力と、空間の魅力を余すことなく伝える表現力が高く評価されました。 おめでとうございます!!

優秀賞は3年生の高橋 遼乃介さんの作品です。 近年、世帯人員数が減り、血縁関係者以外と同居することも増えてきた現代において、二人の関係性を状況に応じて調整できる住空間を長い空間とカーテンで実現した革新性と、美しいプレゼンテーションが評価され優秀賞に選ばれました。

優秀賞はもう一作品、 1年生 中島 一葉さんの作品です。 決して広くはない住宅に大きなキッチンのある街に開かれた空間を配置、地域の人と繋がりを通して豊かな生活を実現させようとするアイディアが高く評価されました。

優秀賞を受賞した1年生 中島 一葉さん

また、入賞者には3年生の井上 広大さん ? 岡沼 蓮さん、 1年生の鈴木 詩乃さん ? 高橋 采女さん ? 千葉 修也さん ? 森田 悠介さんが選ばれました。 さらに、奨励賞として3年生 高橋 日菜多さん、1年生 岡 遥香さん ? 上村 友季さん ? 武田 乙希さん ? 柳谷 菜々花さん ? 荒井 隆希さん? 田名邊 諒大さん? 次原 健智さんが受賞しました。 受賞おめでとうございます!!  今回惜しくも受賞しなかった作品も含めて、非常に多彩でユニークな作品ばかりでした。 

2回のコンペを通して学生がメキメキと成長する様子が感じられました。 来年の更なる飛躍を期待しています!! ( 建築学科助教 向井 正伸 )